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マウスピース矯正(アライナー矯正)の注意喚起

歯科医師会に寄せられるトラブル。今まではインプラント治療が多かったそうですが、最近はマウスピース矯正の案件が増えてきています。

Facebook・インスタなどの広告でも格安!お家でできるマウスピース矯正!などといった広告がありますが安易に飛びついてトラブルに巻き込まれる事もしばしば・・・・

最近では規制が少しづつ厳しくなってきたので比較的そのような事も少なくなってはいると思うのですが・・・・

 

日本矯正学会の注意喚起を引用したいと思います。

昨今、日本におきましても、カスタムメイドの透明なマウスピース型矯正装置(以下アライナー)の使用が増加しております。

しかし、このようなアライナー型の矯正装置に関する臨床的研究は少なく、その安全性と有効性が科学的に高いレベルで明らかにされるには至っておりません。

したがって、この装置に対する社会の期待は大きいものの、全ての症例を本装置のみで治せるということは考えにくく、この治療方法に関する様々な広告内容も学会倫理規定に沿ったものであるかは不明です。

また、使用の適否の判断や不測の事態への対処、治療結果は、術者たる歯科医師の責任となります。

そのため、矯正診療に関する専門的教育(教育機関における基本研修)を修めた上で、高度な診断能力、治療技能、経験を有していることが不可欠です。

治療を受けられる際には、その治療法の利点・欠点、及び代替治療法について、十分に説明を受け、理解された上で、同意されて下さい。

 

実際に、矯正専門の友人の医院には

ネット広告で見て始めた患者がマウスピース矯正でうまく歯並びが治らなくで受診し、検査してみると、

過度な力で歯を動かした事が原因で根の吸収が起きており取り返しのつかない状況だった

骨の位置まで加味して治療計画が立てられてなかったので、ほとんどの歯が骨の支えを失いかけていた

と言ったケースもしばしば散見されるそうです。

 

ご自身の将来のために、

安いから、簡単そうだからと通院不要・矯正専門医が監修していないマウスピース矯正に手を出さないでください。

 

 

 

 

©︎駒沢大学の歯医者 - 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科

日付:   カテゴリ:BLOG, 矯正歯科

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