口腔外科

当院の口腔外科

当院では口腔外科の治療対応を行っております。
当院の院長含め勤務医は、以前の職場で24時間365日の救急対応を行っておりましたので、多様な症例経験がございます。
また、当院では対応が厳しいような骨折・全身管理が必要な症例では、当院で応急処置を行い、迅速に東京医療センター・三宿 自衛隊病院にご紹介する事も可能です。
特に地域の基幹病院を受診するためには、紹介状が必要となりますので、まずはお電話にて当院にご相談ください。

こんなお悩みありませんか?

◆他の医院で歯が抜けないと言われた

・抜歯を行って無い医院の紹介も受け付けております
・難易度の親知らずも抜歯でも構いません
・矯正で必要な、便宜抜歯・矯正抜歯もご紹介ください

親知らずの痛みや腫れ
・生え方が悪い(横向き、埋まっている)
・繰り返す腫れや炎症

口の中や顎のケガ
・転倒や事故によって歯が欠けた・歯が抜けた・歯が折れた
・唇や歯ぐきが切れた、縫合が必要な場合
・顎をぶつけて口が開きづらい、顎が痛い

口内炎が治らない・繰り返す
・2週間以上治らない場合は要注意

口の中にしこり・できものがある
・痛みのない腫れや白いできもの
・がんの可能性を除外するためにも検査が必要です

顎の痛み・開けづらさ(顎関節症)
・口を開けると音が鳴る・引っかかる
・顎がカクカク鳴る、開きにくい、痛む

口が閉じない(顎関節脱臼)
・口を閉じることができない。

顔や顎の腫れ
・虫歯が進行して顎まで腫れている

歯や歯ぐき以外の痛み(原因不明の痛み)
・歯に異常がないのに痛みが続く
・神経や筋肉、顎関節由来の痛みの可能性あり

いびきや睡眠時無呼吸が疑われる
・睡眠中に呼吸が止まる、強いいびきがある
・必要に応じて口腔内装置(スリープスプリント)などの対応を行います

親知らずについて

当院では、親知らずの抜歯を行っております。
また、矯正歯科医院からの親知らずの抜歯・便宜抜歯などの紹介も受け付けております。
通院中の歯科医院では、歯を抜くことができない!
と言うお悩みがある場合は当院にご相談ください。

親知らずの抜歯について
安心・安全な手術のために

親知らずの抜歯は、単なる「歯を抜く処置」ではなく、れっきとした外科的な手術です。
安全に、そしてできる限り痛みや不安の少ない環境で受けていただくためには、適切な診断と高水準の衛生管理が欠かせません。

術中の感染予防体制

当院では、使用する器具すべてに対して徹底した滅菌・消毒処理を行っております。
感染リスクを最小限に抑えるため、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などを用いて、院内感染防止のための衛生管理を徹底しています。
感染対策が不十分な環境では、抜歯後に細菌感染を引き起こすリスクがありますが、当院ではそのような心配はありません。
清潔で安全な環境で、安心して処置を受けていただけます。

来院後の流れ

01 レントゲン撮影と診断

初回のご来院では、パノラマレントゲンやCT撮影を行い、親知らずや抜歯が必要な歯の状態を評価・診断します。

02 衛生士による
お口のクリーニング
(可能な場合)

お時間に余裕があれば、歯科衛生士によるクリーニングを実施します。
抜歯によって歯ぐきに傷ができるため、お口の中が不潔な状態だと感染や治癒不全のリスクが高まります。
そのため当院では、できる限り清潔な環境での抜歯を心がけています。

03 抜歯の可否と日程の
ご相談

診断結果とお口の状態をもとに、抜歯が可能かどうか、また抜歯の時期についてご相談いたします。
必要に応じて次回の抜歯予約をお取りいただき、初診は終了となります。

04 炎症が強い場合は
治療を優先

初回来院時にすでに顔が腫れていたり、口が開けづらい場合、無理に抜歯を行うと術中のトラブルや術後の強い炎症・発熱につながる恐れがあります。
その際は、抗炎症薬などで炎症をコントロールしてから、安全な状態で抜歯を行います。

親知らずでお困りの方は、悪化する前に早めのご相談をおすすめいたします。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

◆ 術後は腫れや痛みが出る可能性があります
処置後すぐに普段どおり動けるとは限らないため、余裕のあるスケジュールでご来院ください。

 

◆ 抜歯当日の食事は軽めに
空腹すぎると気分が悪くなりやすく、逆に満腹だと吐き気を感じやすくなります。
軽めにお食事を済ませてからご来院ください。

 

◆ 術後は血流を促進する行動を控えましょう
激しい運動・長風呂・サウナ・飲酒は、出血の原因になるため数日は避けてください。

 

◆ 冷やしすぎにも注意が必要です
氷や冷えピタのような過度な冷却は避け、冷やす場合は濡れタオルを優しく当てる程度にしてください。

 

◆ 喫煙は治癒を妨げます
できるだけ数日間の禁煙をおすすめします。

 

◆ 不安なことがあれば事前にご相談を
緊張や不安のある方には、リラックスして治療を受けていただけるよう、スタッフが丁寧に対応いたします。

 

顎関節症について

顎関節症(がくかんせつしょう)は、アゴの関節やその周辺にある筋肉に不調が起こることで、痛みや違和感、動きの不具合などが現れる状態のことを指します。


現代では、ストレスや噛み合わせの異常歯ぎしり姿勢の悪さなどが複合的に関わっていると考えられています。

 

症状としては、口の開閉による筋肉痛関節軟骨の歪みによる開口障害と関節音骨の吸収変形が挙げられます。
意識して、関節に負荷がかからないようにすることが重要です。
また、関節の近辺は重要な神経・血管が多くあり手術をして治すことが難しい病気でもあります。

顎関節症は歯並びや
噛み合わせが原因のことも

実は、顎関節症の多くは歯の噛み合わせの問題や歯ぎしりなどが関係しています。
これらは一般的な歯科医院や矯正歯科でも十分に対応可能なケースがほとんどです。

 

顎関節症のチェックリスト

こうした症状が続く場合は、早めに歯科医院でご相談されることをおすすめします。

どこで診てもらえばいいの?

顎関節症の診療は、口腔外科が専門分野となります。
しかし、大学病院や総合病院の口腔外科は、紹介状がないと直接受診できない場合が多いのが現状です。

そのため、まずは以下のような対応をおすすめします。

 

◆お近くの歯科医院(口腔外科の標榜があると安心)を受診する

◆顎の動きや関節の状態をチェックし、原因の特定と初期治療を行います

 

必要に応じて、大学病院や専門機関に紹介状を作成いたします。

顎関節症の治療には
チームアプローチが大切

顎関節症の治療は、「口腔外科」「一般歯科」「矯正歯科」など、複数の専門領域が関わることもある疾患です。

 

◆口腔外科:関節や筋肉に対する専門的な診断・処置

◆一般歯科:噛み合わせ調整、ナイトガード作製

◆矯正歯科:歯並びや骨格の問題を根本的に解決

 

当院では、それぞれの専門性を活かした連携を行い、一人ひとりの症状に合わせた最適な治療法をご提案いたします。

顎の違和感や不調を感じたら、我慢せずご相談ください

「ちょっと気になるけど、そのうち治るかも…」
「音はするけど痛みはないから大丈夫かな…?」

 

そんなふうに放置していると、症状が慢性化してしまうことも。
違和感を感じたら、早めの受診が回復への第一歩です。
顎関節症は、早期発見・早期対応で治療の幅が広がります。
お気軽に当院へご相談ください。

顎関節脱臼について

アゴが外れたときはすぐに
口腔外科へ(顎関節脱臼)

こんな症状ありませんか?

これらの症状がある場合、顎関節脱臼(がくかんせつだっきゅう)の可能性があります。

顎関節脱臼とは?

顎関節は、頭の骨(側頭骨)と下アゴの骨(下顎骨)が関節をなしており、滑らかな動きをするようにできています。
しかし、何らかの力が加わってこの関節が本来の位置から外れてしまうことを顎関節脱臼といいます。

よくある原因

自分で戻すのは絶対にやめましょう

アゴが外れてしまったとき、無理に自分で戻そうとするのは非常に危険です。

 

◆関節周囲の骨折

◆関節円板や靭帯の損傷

◆神経や血管の圧迫

 

こうした合併症を招くリスクがあるため、専門の医療機関で安全に処置を受けることが重要です。

放置してはいけない理由

顎関節脱臼は、時間が経つほど整復が難しくなるという特徴があります。
脱臼した状態を長時間放置していると、関節周囲の筋肉が緊張・けいれんを起こし、元に戻しにくくなるだけでなく、痛みや炎症を引き起こす可能性も高まります。

また、繰り返すことで「はずれ癖」がつき、慢性的な顎関節脱臼になることもあります。

受診の目安

◆アゴが外れたと感じたとき

◆口が開きっぱなしで閉じられないとき

◆痛みや違和感、噛み合わせのズレを感じるとき

 

これらに当てはまる場合は、できるだけ早めの受診をおすすめします。
整復が早ければ早いほど、身体への負担も少なく、スムーズに元の状態へ戻すことができます。

当院での対応について

当院では、顎関節脱臼に対して以下の対応を行っています。

 

◆正確な診断(必要に応じてレントゲンやCT撮影)

◆整復処置(脱臼したアゴを元の正しい位置に戻す)

◆再発防止のための生活指導・開口制限の指導

◆慢性的に脱臼を繰り返す方への外科的治療のご提案(必要時)

 

顎の脱臼でお困りの方はご相談ください
「また外れるのでは?」という不安や、「恥ずかしくて言い出せない」と感じる方もいらっしゃいますが、顎関節脱臼はとても身近な外傷です。
当院では、患者様のお話をしっかりうかがいながら、痛みの少ない丁寧な処置と再発予防を心がけております。

お困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

  • 歯が抜けてしまった時はどうすれば良いでしょうか?
    歯の保存液に抜けた歯を入れて来院してください。
    その時に歯の根っこの部分をなるべく触らないように気をつけてください。
    抜けた歯が汚れている場合は、無理に洗ったりする必要はありません。
    保存液として代用できるものは、生理食塩水・成分無調整牛乳などがあります。
  • 血が出ていて止まりません。どうすれば良いですか?
    まずは傷口がしっかりと見えるように、傷口を洗い流し清潔にしてください。
    その上で、出血部位を確認し清潔なガーゼ・タオル・ティッシュなどで出血部位を多いその部位をピンポイントで圧迫し止血を試みてください。
    その傷口を抑えた状態のまま、来院するようにしましょう。
  • 顎が外れたが自分で戻すことができました。その場合でも受診の必要はありますか?
    顎の関節の骨折なども疑われます。
    念の為受診してレントゲンにて骨の状態を確認することをお勧めいたします。
著者画像

著者:西垣 友裕

◆所属学会:日本歯周病学会
◆参加勉強会:
アストラテックインプラント研修会
ノーベルバイオケアインプラント研修会
ストローマンインプラント研修会
東京SJCD (日本臨床歯科学会)ベーシックコース
The Japan Institute for Advanced Dental Studies ペリオコース
The Japan Institute for Advanced Dental Studies ペリオアドバンスコース
エムドゲイン歯周組織再生療法コース
Ivoclar Vivadent I P S Empress コンポジットレジン審美修復コース
IPRT 歯周再生療法マスターコース
その他多数の勉強会・ウェビナーに参加

◆海外の勉強会
EUROPEAN ASSOCIATION OF OSEEOINTEGRATION (ヨーロッパインプラント学会) Paris
ITI (インプラント学会) World Symposium   Switzerland Basel
AAP(アメリカ歯周病学会) San Diego