
歯を抜いた場合の治療方法
歯が無いところがある。
噛めるようにしたい!
我々の歯科医師としての目標は治療が終わっても、20年・30年先も自分の歯で食事をとることができる環境を整えることです。
すでに歯が抜けてしまい、噛みにくいと感じていませんか?
歯医者さんに診てもらうのが恥ずかしい、怒られそうで怖い…そんなお気持ち、よく分かります。
でも、大丈夫です。
私たちは、どんな状態の方も誠心誠意治療を行います。
少しでも気になったら、ぜひ早めにご相談くださいね。
歯を失ったままに
していませんか?
歯を失ったままにすると、将来こんなリスクが…
歯を失ってしまったとき、「1本くらいなら大丈夫」と思っていませんか?
実は、歯が抜けたまま放置すると、知らないうちにお口や全身に悪影響を及ぼしてしまいます。
- 歯並び・噛み合わせが悪くなる
- 虫歯・歯周病のリスクが上がる
- 全身への悪影響(肩こり・頭痛・体の歪み)
- しっかり噛めないことで、胃腸への負担が増える
- 認知症のリスクが高くなる
歯を失ったときに
やるべきこと
歯を失ってしまったら、「とりあえず様子を見よう…」と思う方も多いかもしれません。
でも、そのままにしておくと、噛み合わせが乱れたり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりと、さまざまな問題が起こる可能性があります。
そうならないために、早めに適切な対応をすることが大切です!
まずは歯科医院に相談を!
「どんな治療ができるの?」「費用や期間はどれくらい?」といった不安があると思います。
まずは歯科医院でお口の状態をチェックし、あなたに合った治療方法を提案してもらいましょう!
失った歯を補う治療を考えよう
歯を補う方法はいくつかあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
◆インプラント
(しっかり固定され、自分の歯に近い感覚)
◆ブリッジ
(両隣の歯を使って固定する方法)
◆入れ歯(義歯)
(取り外し式で比較的手軽)
残った歯をしっかり守る
1本でも歯を失うと、周囲の歯に負担がかかります。
これ以上歯を失わないように、しっかりケアすることが大切です。
◆ 正しい歯磨き習慣を続ける
(歯科医院で磨き方のチェックを!)
◆ 定期的な歯科検診を受ける
(早期発見・早期治療がカギ!)
◆ 食生活の見直し
(バランスの良い食事を心がける)
歯を抜いた時の
治療方法
歯を失ってしまったとき、「どんな治療を選べばいいの?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
歯の欠損を放っておくと、周囲の歯が動いてしまったり、噛み合わせや見た目に影響が出ることもあります。
ここでは、代表的な3つの治療方法をご紹介します。
ご自身にとって納得のいく選択をしていただくために、まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。
インプラント治療

インプラントとは、歯を失った部分のあごの骨に人工のネジ(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(被せ物)を装着する治療法です。
しっかりと骨に固定されるため、見た目の自然さはもちろん、噛む力や咀嚼時の感覚も天然の歯に非常に近いのが特徴です。
入れ歯のようにズレたり外れたりする心配がなく、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要もないため、長期的な口腔の健康維持にも優れた選択肢とされています。
メリット
◆ 自分の歯のようにしっかり噛める周囲の歯を削らずにすむ
◆ 他の歯への負担が少ない
◆ 見た目が自然で、審美性に優れている
デメリット
◆ 外科手術が必要になる
◆ 保険適用外(自由診療)
◆ 治療期間が数ヶ月~半年以上かかる
◆ 糖尿病や骨粗しょう症など、全身状態によっては適応外になる場合がある
◆ 喫煙していると治療の成功率が下がる
入れ歯(義歯)
入れ歯には、大きく分けて「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類があります。
部分入れ歯は、歯を一部失った場合に用いられるもので、残っている歯に金属のバネや特殊な装置を引っかけて安定させます。
一方、総入れ歯はすべての歯を失ってしまった場合に使用し、歯茎に吸着させて装着します。
メリット
◆ 比較的短期間で治療できる
◆ 健康保険の範囲で治療可能
(※保険外の選択肢もあり)
◆ 周囲の歯をほとんど削らずにすむ
◆ 取り外して清掃できる
◆ 保険外であれば目立ちにくい素材
(金属を使わないバネなど)も選べる
デメリット
◆ 装着時に違和感が出ることがある
◆ 噛む力は天然歯の15~30%程度とされている
◆ 金属のバネが見えることがある(保険診療の場合)
◆ 食べ物が詰まりやすい
◆ 毎日取り外して手入れが必要
◆ 歯ぐきの形の変化によって合わなくなることがある
ブリッジ
ブリッジとは、失った歯の両隣にある健康な歯を土台として削り、その上に橋のように連結した人工の歯を被せて補う治療法です。
土台となる歯を削り、連結した人工歯をしっかりと固定するため、装着後の見た目や噛み心地は非常に自然で、違和感が少ないのが大きな特徴です。
取り外しの必要がない固定式のため、入れ歯のようなガタつきや不安定さがなく、日常の会話や食事も快適に行うことができます。
メリット
◆ 比較的短期間で治療が完了する
◆ 固定式で違和感が少ない
◆ 銀歯であれば保険適用になる
◆ 保険外であれば自然な見た目の白い歯も選べる
デメリット
◆ 健康な歯を大きく削る必要がある
◆ 支える歯に負担がかかり、将来的に歯の寿命を縮める可能性がある
◆ 一番奥の歯を失った場合は、支えがないため適用できないことがある
では、どの治療が
一番いいの?
実は、「これをしておけば絶対に安心!」という治療法はありません。
それぞれの治療にはメリット・デメリットがあり、お口の状態やライフスタイル、健康状態、費用面などによって適した治療法は変わります。
当院では、まず患者様のお口の状態をしっかりと診断し、噛み合わせやご希望を踏まえたうえで、最適な治療法をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

著者:西垣 友裕
◆所属学会:日本歯周病学会
◆参加勉強会:
アストラテックインプラント研修会
ノーベルバイオケアインプラント研修会
ストローマンインプラント研修会
東京SJCD (日本臨床歯科学会)ベーシックコース
The Japan Institute for Advanced Dental Studies ペリオコース
The Japan Institute for Advanced Dental Studies ペリオアドバンスコース
エムドゲイン歯周組織再生療法コース
Ivoclar Vivadent I P S Empress コンポジットレジン審美修復コース
IPRT 歯周再生療法マスターコース
その他多数の勉強会・ウェビナーに参加
◆海外の勉強会
EUROPEAN ASSOCIATION OF OSEEOINTEGRATION (ヨーロッパインプラント学会) Paris
ITI (インプラント学会) World Symposium Switzerland Basel
AAP(アメリカ歯周病学会) San Diego
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