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ENDO根管治療

根管治療について

根管治療とは?

根の中の感染物を除去する
治療

顕微鏡を用いて根っこの中を確認し、針金のような器具を使い汚染物を除去していきます。根の中は、アリの巣のように枝分かれした複雑な構造をしています。

なので、1度で全ての感染物を除去する事はできません。根の中を清潔にして最終的な薬で蓋をするまでに2〜3回の治療期間を必要とします

根管治療

当院の根管治療の4つの特徴

  • ラバーダムを用いた2次感染に
    配慮した治療
  • ニッケルチタンファイルを用いた、根の形を考慮した根管拡大
  • マイクロスコープを用いた精密
    治療
  • CBCTを用いた見えない根管内を
    見る治療
  • 根の治療だけでは、治らない
    ケースに対する治療
  • 根管治療の重要性

    虫歯を放置すると起こる症状

    歯は、中空状の構造をしています。エナメル質から徐々に進行してきた虫歯は、神経に到達すると一気に根の先まで進行し根尖の骨を溶かし始めます。

    放置しておくと、歯の中から虫歯が一気に進行するとともに、根尖周囲の骨を溶かしていくので、歯を長持ちさせる事はできません。

    根管治療

    こんな歯医者がオススメ

    • ラバーダム(ゴムのマスク)を
      治療中に行う
    • 顕微鏡を根の治療で使用する医院
    • 根の治療の専用の機械を使用する病院(ニッケルチタンファイル)
    • 根の中まで見える高精度のC Tを導入している医院
    • 根の治療だけで、治らないケース
      に対する次の手段があるのか

    ラバーダムについて

    ラバーダムとは?

    ラバーダムとは、虫歯や歯の神経や根の治療を行う際に使用するゴムのマスクのことです。緑や青色のゴム製のシートで、治療する歯のみを見える様にして治療を行います。

    ラバーダムを使う意義

    オペ室で行う外科の手術の時には、術野(手術する部位)以外をドレープという緑の布で覆います。これは、不潔と清潔が混ざらないようにするためです。それによって、感染が起きないようにします。

    お口の中では、それは不要な事でしょうか?
    口腔内には、10億個の細菌が居ます。お口の中こそ、不用意な感染を起こさないように、ラバーダムを行い清潔と不潔が混ざらないようにしなければなりません。
    そこで以下ではラバーダムのメリット・デメリットを解説するとともに、なぜ知らない人が多いのかについてご説明します。

    ラバーダムの
    メリット・デメリット

    • メリット
    • ・前述した通り、1番のメリットは口腔内の細菌と治療部位を隔絶する事で、感染のリスクを低減します。

      ・マスクをしているので、治療中に出る水・薬液が喉に流れないので、治療も安全に行う事が
      できます。

    • デメリット
    • ・口をゴムのシートで塞ぐので、鼻呼吸ができない場合は適応になりません。

      ラテックスアレルギーの患者様では、ラテックスフリーのラバーダムを使用する必要があります。必ず申し出て下さい。

    ラバーダムを一般的に使う
    医院が少ない理由

    日本ではラバーダムによる治療は普及していません。一般歯科医院でラバーダムを使用しているのは、全国でたった5.4%と言う調査結果でした。しかも日本歯内療法学会(根の治療ための学会)に所属する歯医者でも、「必ず使用する」と回答したのは25.4%しかいなかったのです。

    根管治療

    一方、米国の歯科医院でのラバーダム使用率は100%とされています。
    また、とある調査で、初めて神経を取る歯の成功率は日本で60%付近、低いものでは50%を切る研究もあるのに対し、アメリカでは94%に上るという研究もあります。
    これらの結果を見ても絶対と言い切れませんが、それでも「ラバーダムには、感染防止の効果がある」のは明白だと思います。
    虫歯や根管治療にはマイクロスコープも有効ですが、こちらの普及率も1割程度とされています。両方使用している歯科医院は何%あるんだろうと心配になります。これが今の日本の虫歯治療・根管治療の現状なの
    です。

    ラバーダムが普及しない理由

    世界の根管治療費の比較

    アメリカ イギリス フランス ドイツ スイス カナダ 日本
    108,011 92,220 43,920 14,146 35,601 52,764 5,839

    単位:円

    アメリカ 108,011
    イギリス 92,220
    フランス 43,920
    ドイツ 14,146
    スイス 35,601
    カナダ 52,764
    日本 5,839

    単位:円

  • 1.ラバーダムをしてもしなくても感染のリスクは大して変わらないと思っている歯科医師と患者様が多いから
  • 2.歯医者にとってラバーダムはめんどくさい
  • 3.どの先進国と比較しても、激安な根管治療費でラバーダムを使用する費用を
    かけられないから
  • このような理由があり、ラバーダムは日本で普及しないですが、当院では確実性の高い根管治療を行うためにラバーダムを使用して根管治療を行います。

    根管治療で使用する器具に
    ついて

    根管治療では、髪の毛のように細い根っこの中を治療するのに“ファイル”と言う器具を使用します。ファイルには大まかに分けると、2種類の材質でできている物があります。

    ①ステンレス

    一般的に使用さてており、強度が有り安価です。
    しかし、強度がある分、柔軟性がないので根管の形態にかかわらず真っ直ぐに根っこの中を拡大してしまいます。

    ②ニッケルチタン

    ステンレスに比べて柔らかく柔軟性があります。それにより、湾曲した複雑な形態をした根管でも隅々まで綺麗に拡大する事ができます。
    強度が劣るので使用回数が制限され、コストがかかります。

    通常のステンレスファイルと、ニッケルチタンファイルの比較

    上記の事から、ニッケルチタンファイルを使用して根の治療をする事は、湾曲した複雑な形態をした根管で優位な結果を得られます。
    ニッケルチタンファイルの方が太いので、根管内の先端まで薬液で洗浄するには有利であると言う研究結果があります。

    当院では、ステンレスファイルだけでなく、必要なタイミングでニッケルチタンファイルを併用することで、根管治療で良い結果を得られるように工夫しています。

    マイクロスコープについて

    マイクロスコープとは?

    マイクロスコープは元々、脳外科・眼科領域で、使用されていました。近年では、歯科治療に応用される事が増えてきました。それぞれの領域でなで、なぜマイクロスコープを必要とするのか?共通しているのは、20倍以上の拡大視野で精密な治療を必要としている事です。

    マイクロスコープ

    歯科治療とマイクロスコープ

    歯科領域において、根管治療は
    拡大診療が必須になります。

    治療内容を簡単に説明すると、髪の毛ほどの細さの神経に根っこの先端まで、器具“ファイル”を通します。先端から円錐形に爪楊枝ほどのサイズまで拡大して細菌を除去していく治療です。
    元来、歯科医師は熟練の技と称して、目では見えない根の中を闇雲にかき回して治療を行っていました。しかし、それで良いのでしょうか?

    マイクロスコープを使用する事で、従来は全く見ることのできなかった、"根の中がどうなっているのか"、"そこに虫歯はまだ残っているのだろか"、"取り残した汚れ・腐ってしまった神経のカスがないか"、といったことを鮮明に見ることができるようになりました。

    CBCTについて

    歯科用に開発された、医科用のCTに比べて撮影時間が短く、低被曝で、解像度の高い画像を撮影することが出来るCTです。骨の形態・根管の形態を見ることに優れています。

    CBCT

    CBCTを用いた見えない
    根管内を見る治療

    根管は髪の毛のように細いと共に、アリの巣のように枝分かれした構造をしています。2本の管が合流して1本になるタイプ・1本の管が2本に枝分かれするタイプ。そのような細かな形態は、マイクロスコープを用いて拡大して、真上から根っこの中を覗いても理解する事はできません。そのような時にC B C Tの出番なのです。

    CBCTを用いて三次元的に把握しないと、枝分かれした根管を発見できず汚れを取り残したり、極細の根管を見落としたりする事もなく精密な根管治療を行う事ができます。

    当院の根管治療における
    4つの特徴の存在理由

    根管治療が必要になる原因は感染です。

    感染を防止する為には、感染物の除去と感染経路の遮断が必要です。
    感染経路遮断のためにラバーダムを使用して口腔内と術野を隔離し、CBCT、マイクロを用いて根管内に感染経路が無いか確認します。
    感染物の除去の為に、ニッケルチタンファイルを用いて感染除去。それでは足りない部分をマイクロスコープを用いて拡大視野で確認し、一つずつ根管内から除去していく事が根管治療の成功に繋がるのです。

    根管治療が必要な症状に
    ついて

    根の治療が必要な時は2つあります。

    ①歯髄炎

    歯の神経に炎症があり、不可逆的な神経の炎症が起こっている状態です。

    症状
    症状:自発痛(拍動痛)・暖かい物で痛み・氷水を含むと痛みが消える・患側の全体が痛いなど

    ②根尖性歯周炎

    神経が死んでしまい、根の中で感染を起こしている状態。感染により根の先の骨が溶けている状態です。

    症状
    症状:自発痛(鈍痛)・噛んだ時に痛みがある・痛みのある歯が明示できる・根の先を押さえると痛い・
    膿の出口(フィステル)がある。

    歯の神経が無い状態でも傷みを感じる理由

    歯の神経がない状態では、その歯は、痛みを感じる事はありません。なので、神経を取った歯にトラブルが起きていても、中々症状として現れにくいです。では、なぜ痛みを感じるのでしょうか?

    根管治療

    それは、その歯の周りの骨・粘膜が痛みを知覚しているのです。その時には、歯の問題だけでなく、骨や粘膜にもトラブルを抱えているので、定期的な検診、レントゲンを撮影を行う事で、トラブルの予兆を見極めるようにしましょう

    治療中の痛みを感じないよう
    工夫をしております

    神経の治療中に痛みを感じないように麻酔を行う事があります。神経を除去した後の治療に関しては麻酔を必要しません

    しかし、根の先端を触った場合に多少の痛みが発生する事があります。そのような場合は麻酔できますので申し出てください。

    根管治療

    根の治療のステップ

  • ① 根管治療
  • ② 歯根端切除と意図的再植
  • ③ 抜歯
  • 歯根端切除と意図的再植

    根管治療を行っても効果のない場合は、感染源が根の中から根の外の骨に移行している場合があります。そのような場合は、何度根幹治療を行っても治癒しない事があります。その場合は外科的な手技で、根の外にある感染源を取り除く必要があります。

    根管治療の治療期間

    根の治療とは、機械と薬剤を使用して細菌を減らしていく治療です。適正期間を超えて時間を空けてしまうと、細菌は再び増殖します。なので、いつまで経っても治療は終わらず、歯の中から虫歯になり歯が崩壊してしまいます。当院では、1ヶ月前後(2〜3回の通院)で根の治療を終わらせる様にします。

    根管治療

    最新の医療機器・設備を
    用いた精密な検査

    根の先の太さは、髪の毛と同じぐらいの太さです。そのような物を人間の目だけでは正確に見る事はできません。なので、顕微鏡による拡大診療を行う事で、成功率を向上させる事ができます

    根管治療

    根の中は、アリの巣のように枝分かれした複雑な構造をしています。人間の目では枝分かれし、湾曲した先を見ることはできません。その湾曲した先を見るために、高精度の根の中まで見えるC Tを用いて形態の確認を行い、湾曲した先の感染を取り除く事のできる、ニッケルチタンファイルを用いる事によって治療の精度を向上させます

    ラバーダムを用いた根管治療

    治療中に唾液・細菌が侵入を防止するための、ゴムのマスクです。根の治療は、根の中の細菌感染を如何に低減させるかが重要になります。細菌が侵入し続ける環境で根の治療を行ってもなかなか成果が得られにくいです。そのため、ラバーダムを使用した根管治療は不可欠です。

    根管治療

    抜歯をお勧めするケース

    そのような場合は2つあります。

    • 歯が折れているケース
    • 歯が骨に埋まってないケース

    他院で抜歯と診断されても
    残せる可能性があります。

    上記の2ケースに当てはまらなければ
    可能性はあります。

    歯を残す事は大切だと思います。特に、患者様に有益な状態で!歯を残す事が大切だと思います。私のできうる技術で、その方法を提案したいと思います。是非、一度当院にご相談ください。

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    根管治療

    根管治療症例

    症例①
    右の下の歯が痛んで食べ物が噛めない

    治療前

    根管治療の症例

    治療後

    根管治療の症例
    主訴 右の下の歯が痛んで食べ物が噛めない
    治療期間 2ヶ月
    治療費 国民健康保険の範囲内
    治療内容 根管治療
    治療のリスク 根管治療中の炎症による痛み

    治療のコメント

    根管治療の成否は、感染源の除去と感染経路の封鎖の両方が出来ることが大事になります。今回のケースでは、根の先に大きな膿の袋がありましたが、感染源である虫歯の除去・根幹内の洗浄・親知らずのポケットからの感染経路を遮断することが出来たので治癒したと考えています。

    症例②
    左上の歯をぶつけて他院で治療してもらったが膿みが治らない

    治療前

    根管治療の症例

    治療後

    根管治療の症例
    主訴 左上の歯をぶつけて他院で治療してもらったが膿みが治らない
    治療期間 4ヶ月
    治療費 国民健康保険の範囲内
    治療内容 根管治療・歯根端切除術・
    逆根幹充填(外科処置)
    治療のリスク 根管治療中の炎症による痛み/
    外科処置後の腫れ・痛み

    治療のコメント

    今回のケースでは、当院で再度根管治療を行いました。根尖の病変が大きく、再発を繰り返していたことより、嚢胞形成をしている可能性が高いと判断しました。そのことより、外科的な治療が必要になる可能性をお伝えした上で、経過観察を行っていました。3ヶ月後再発・排膿したので、予定通り歯根たん切除と逆根幹充填を行いました。それからは再発することなく、1年経過のレントガン写真でも根尖病変の消失が確認できます。

    お気軽にご相談ください

    当院では患者様に安心地して治療を受けていただく為にカウンセリングを受け付けております。
    治療が終了したら終わりでは無く、継続的に将来を見据えた予防治療を患者様と一緒に行います。
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