根管治療で重要な事は、感染原因と最近の流入経路を見極める事です。
①感染の原因
1番の原因は、根っこの中で虫歯を作っている事。しっかりと顕微鏡を使用して根管内の汚染物質を取り除く事が重要になってきます。
あとは、その他の要因として歯周病に起因する骨吸収がないかチェックの必要があります。
②細菌の流入経路の見極め
原因の除去を行っても細菌が流入する経路の遮断を行わなければ症状は改善しません。
・被せ物の隙間から細菌が侵入した事が原因なのか?
・根っこにヒビが入っていて、そこから細菌が流入しているのか?
・根っこの先で病変が成熟して、細菌が根の中に逆流しているのか?
そのような事を考えながら、治療を行っていると小指の頭ぐらいのサイズの根尖病変も治って来る事もあります。