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オーラルフレイルを予防する②

・噛むための歯がない

8020運動を通して、歯を残す事の重要性が認知されてきました。

歯を残すためには、予防が重要です。

 

抜歯になる原因の約67%が虫歯と歯周病が原因です。

虫歯と歯周病は早期発見と予防で抜歯することを回避できる疾患です。

”若い時からの定期的な歯科検診・メンテナンスがもっとも有効だと考えます。”

 

 

・噛む力が弱まってる、飲み込む力が弱い

筋肉の衰えによって、硬い食べ物を咀嚼(噛み砕く・すり潰す)することが困難になり、よく噛まないまま飲み込むようになってしまします。

それにより、胃腸の負担が大きくなり、消化不良や食欲低下を招きます。

それと同時に、硬いものでく柔らかいものを好んで食べるようになるので、筋力の衰えと・栄養価の偏りが生まれていきます。

また、飲み込む力が弱くなると誤飲・誤嚥のリスクが高まります。

※日常の気付きのポイント

✔︎体重が減ってきた

✔︎食べるのに時間がかかる

✔︎食事量が減って来た

✔︎食べ物の好みが変わった

✔︎口から食べ物が出てしまう

✔︎食事中に鼻水がでる

✔︎言葉が聞き取りづらい

✔︎むせる・時々発熱する

✔︎食後痰が絡んだような声になる

✔︎食後胸がムカムカする

その時その時の状況に応じて、

①”刻み食””とろみ食”など栄養価を落とさないように食事を行うこと

②噛む・飲み込む筋肉のトレーニング

の2つが必要になります。

摂食・嚥下トレーニングとは?

・嚥下体操

・口腔周囲筋のマッサージ

・ブローイングテスト

・頭部挙上

・嚥下訓練

・プッシング

・Kポイント刺激

・メンデルゾーン手技

・発音訓練

・呼吸訓練・咳嗽訓練

と言った、トレーニングがあります。

 

まずは、オーラルフレイルを予防するために

予防の意識を高めて、セルフケア(日々の歯ブラシ)とプロフェッショナルケア(歯科医院へ通院してのクリーニング・検診)を行う習慣をつけてください。

©︎駒沢大学の歯医者 - 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科

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オーラルフレイルと健康寿命①

 

近年、予防治療の重要性が見直されい医療保険もそのように改定されて来ました。

歯科の歯周病分野において予防歯科が保険算定できるように改定が行なっています。

その中で、”オーラルフレイル”という単語をご存知でしょか?

 

オーラル=口腔

フレイル=衰え

 

口の中の衰えとは、ご飯を食べることができない事です。

もっと、具体的に言うと

・食べ物を咀嚼できない = 噛む力が弱まってる ・ 噛むための歯がない

・食べ物を飲み込めない = 飲み込む力が弱い(むせてしまう!!)

状態のことを指します。

 

オーラルフレイルがもたらす将来に関して説明していきましょう。

このように食事ができない事により、栄養を補給する事が困難になります。

栄養摂取が困難になると、筋肉を維持することができなくなります

筋肉が維持できないと運動が困難になります。

最終的には、日常生活が困難となり、介護のリスクが高まり、健康寿命を縮める事になります。

また、筋力の衰えにより咀嚼する筋肉も衰えるので、食事が困難になり、栄養摂取が出来なくなる。

このように、悪いサイクルに入って全身の衰えにもつながってくるのです。

さらに進行すると、飲み込むことが困難になり、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

 

”オーラルフレイル”と言う言葉を知って頂き、口腔内に興味を持ちましょう。

それによって、いつまでも自身の歯で食事を取る事の大切さを知ってもらえたらと思います。

©︎駒沢大学の歯医者 - 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科

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